真空亭雑記帖
当雑記帖は、真空亭住人の見たことやら聞いたことやら読んだことやらについての感想やら評価やらをつづるところである。
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ISSAY meets DOLLY 『Cabalet Noir Vol.10』 於、南青山MANDALA
記念すべき十回目のカバレノワール。といっても、ゲストを迎えたりあまりやらない曲をやったりといったお祭り的なことは前回やってしまったためか、あるいはメンバーのほうで十回目というのが特別重要でもなかったのか、かわった趣向はとくにない、ごくごくオーソドックスなステージだった。前回、リン・ホブウェイと一緒に歌ったジャパンのカバーも今回はなく、カバレノワール中盤あたりからフォーマットになってきた、第一部前半と第二部後半にリズム隊をふくむフルバンド編成(通称エレクトリックドリー)によるアッパーな楽曲を振り分け中盤にピアノとバイオリンだけを従えたトリオ編成(アコースティックドリー)によるムーディーな演奏を固めた構成も、オープニングのダンテをモチーフにした小曲に始まりライブテーマ曲「カバレノワール」、そして現在のドリーのコンセプトが固まった最初のライブでの一曲目だった「ラストタンゴ」という始まりからしてもはや古典的といえる。現時点での唯一の音源集である五曲いりミニアルバム『4つの夜』から三曲やった(「紫の夜」「青の夜」「4つの夜」)のが珍しい――難曲にして決め曲でもある「4つの夜」以外は「4つ」のうち大体ひとつしかやらない――ぐらいか。
 セットは平凡だったけど、演奏の質は高い。とくにこれまでどうにも個性が出し切れずにいたバイオリンの神田珠美が健闘していた。最初のバイオリニスト、美尾洋乃の域にはまだ達していないけど、バンマスの福原まりのピアノ、中原信雄の雄弁なベース、そして時に無駄にうるさい魔太朗のドラムスという濃い音像の中で、ようやく自らの音をきらりと閃かせるすべを見つけだしたようだ。美尾洋乃時代のようなピアノ&バイオリンのツインリードなドリーの復活は近い気がする。次のワンマンライブは未定みたいなうえ、イッセイは本業とも言うべきデルジベットの活動を本格的に再開、福原まりもアニメのサントラを手がけたりと、次の一手が見られる日はなかなか近くには来なさそうではあるけれど、そのときが来たらおそらくまたワンステージ上がったドリーの姿が拝めるに違いない。
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